自宅待機せず出勤し感染拡大 岐阜県で40人が新型コロナ感染

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 岐阜県と岐阜市は25日、新たに12市町などで計40人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者が40人以上となるのは4日連続で、感染者数は累計5512人となった。民間機関による検査で新たに2人の変異株陽性が確認され、県内の変異株陽性者は計136人となった。

 日曜日発表の感染者が40人以上となるのは、県が2度目の緊急事態宣言の対象地域に追加されて最初の週末だった1月17日以来、14週ぶり。24日時点の病床使用率は30%に達し、25日時点の重症者は2人増えて6人となった。県健康福祉部の堀裕行部長は記者会見で「第3波の厳しかった時期に近い状況だ」と危機感を示した。

 新たに確認されたクラスター(感染者集団)は2件。大垣市のショートステイ施設の職員ら5人のクラスターは、追加検査で変異株陽性者も確認された。変異株クラスターは県内16件目。関市では、会食した3家族による5人のクラスターが新たに確認された。

 拡大したクラスターは4件で、計10人増えた。

 加茂郡富加町の職場を巡る変異株クラスターは、5人増えて24人となった。感染者の濃厚接触者として当初は陰性だった女性が、2週間の自宅待機をせずに可児市の別の職場に出勤し、感染が拡大した。この女性はその後に症状が出て、陽性であることが判明している。県は「なぜ自宅待機をしなかったのか、経緯を調べたい」としている。

 このほか、大垣市のデイサービス関連の変異株クラスターは、2人増えて36人となった。美濃加茂市の接待を伴う飲食店のクラスターは、店の従業員が勤務する可児市の老人ホームで職員1人の感染が判明し、13人となった。羽島市の職場を巡る変異株クラスターは、2人増えて9人となった。