東京五輪・パラリンピック組織委員会は26日、パラ水泳のテストイベントを本番会場の東京アクアティクスセンターで実施。24、25日に行われた競泳のテストイベントを踏まえ、競技運営などを確認した。
テストイベントの開催にあたり、運営側は徹底した新型コロナウイルス感染症対策を敢行。森泰夫大会運営局次長は「選手や近くで運営をする方々については、ある意味バブルを作って厳格に管理した」と説明した。他にも選手と関係者の接触を避けるために、さまざまな工夫が施された。
選手らの反応も上々で、東京パラリンピックで金メダルが期待される木村敬一(30=東京ガス)は「夏までにウイルスがなくなるのは現実的じゃない中で、どれだけみなさんに安心してもらえるかが大事。緊急事態宣言下でも何事もなくやれたことが成功させる上で大きな意味を持つと思う」と収穫を口にした。
今後は浮かび上がった課題を修正していく方針だが、間近に迫った真夏の祭典を前に、着々と準備が進んでいるようだ。