【MLB】大谷翔平、1072日ぶり勝利の鍵は元巨人ガルシア封じ? ここ6戦4発9打点と絶好調

エンゼルスの大谷翔平(左)とレンジャーズのアドリス・ガルシア【写真:Getty Images】

ガルシアは守備でも大谷の本塁打性の大飛球をキャッチした

エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・レンジャーズ戦で今季3度目の先発登板に臨む。同日の打者起用について、ジョー・マドン監督は「今検討しているところだ。私としてはやりたいが、ベンチの人数の問題がある。しかし、明日彼に打たせないというのは難しいことだ」と投打同時出場させる意向を示した。

リアル二刀流・大谷が勝てば2018年5月20日(同21日)の本拠地・レイズ戦以来1072日ぶりの勝利となる。3年ぶり勝ち星への鍵を握るのは、元巨人のアドリス・ガルシア外野手だ。ここ6試合で24打数8安打の打率.333、4本塁打、9打点と打撃好調。大谷の制球が大荒れだった20日(同21日)は2打席連続で四球出塁している。

打撃だけでなく、19日(同20日)のエンゼルス戦では大谷の中堅方向への大飛球をフェンス際でジャンピングキャッチ。大谷が「当たり的には今シーズンの本塁打の中でもいい感じの打球」と振り返った本塁打性の当たりをもぎ取り、有原航平投手の2勝目をアシストした。攻守で奮闘する“絶好調男”封じが3年ぶり勝ち星の鍵となりそうだ。

キューバ生まれのガルシアは2016年に巨人に加入したが、1軍では4試合出場にとどまり、わずか4か月で契約解除。日本からキューバに帰国する途中で消息を絶ち、亡命した。2017年2月にカージナルスとマイナー契約を結んで2018年にメジャーデビュー。19年オフにトレードでレンジャーズに移籍し、マイナー招待選手として参加した今春のオープン戦で打率.375、3本塁打、13打点と活躍。今季は13日にメジャーに昇格したばかりだ。攻守で奮闘する“絶好調男”封じが大谷の3年ぶり勝ち星の鍵となりそうだ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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