【新型コロナ】東京の緊急事態宣言初日、川崎・横浜の人出微減 都内から流れたか

多くの人が訪れたJR川崎駅構内=25日午後1時ごろ

 新型コロナウイルス緊急事態宣言を巡り、宣言期間初日の東京都で人出が大幅に減った一方、神奈川県内の川崎や横浜は減少幅が少ないことが分かった。百貨店など都内の大型商業施設が休業したことに伴い、一定数の買い物客らが県内に流れたとみられる。

 内閣官房が公表したデータによると、25日午後3時台の人出は、都内の新宿駅周辺が前日比41.8%減、渋谷センター街周辺が同29.9%減。これに対し、川崎駅周辺は同1.3%減、横浜駅周辺が5.7%減と微減にとどまった。

 神奈川では横浜、川崎を含む3政令市が「まん延防止等重点措置」の対象区域になっており、黒岩祐治知事は「今は神奈川に遊びに来ないで」とのメッセージを発信している。

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