井岡一翔がドーピング報道否定 代理人弁護士は「嫌疑晴れたと認識」

井岡一翔

ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者、井岡一翔(32=Ambition)が昨年大みそかに田中恒成(25=畑中)にKO勝ちしてV2を達成した試合のドーピング検査で、薬物の陽性反応を示したことを26日に複数の週刊誌が報じた。

このことについて一翔の代理人弁護士が同日に文書で回答。報道で名前が出た覚醒剤、大麻について「思い当たることはありません」と回答。

ただし大麻については「心当たりがあるのは、CBDオイルを使用したことです。このオイルから大麻成分が検出された可能性はあると思います」と、大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出、製造され大麻取締法上の「大麻」には該当しないオイルによって成分が検出された可能性がある、とした。

この件に関して一翔は今月上旬に警視庁の聴取に応じた。その数日後に捜査は終了したとの報告を受けたことで「嫌疑は晴れたと認識しております」(代理人弁護士)。

日本ボクシングコミッション(JBC)はこの件に関しての倫理委員会を近く開催することを通達。これに対して代理人弁護士は「調査への出席は検討いたします」と潔白を証明するために協力する姿勢を示した。

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