波瑠が「ナイト・ドクター」で月9初主演。田中圭、岸優太、北村匠海、岡崎紗絵と共に夜の病院で戦う医師に

波瑠が、フジテレビ系で6月スタートの連続ドラマ「ナイト・ドクター」(月曜午後9:00、開始日未定)に主演し、田中圭、岸優太(King & Prince)、北村匠海、岡崎紗絵が共演することが分かった。夜間救急専門の“ナイト・ドクター”結成のために集められた、年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちが、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら唯一無二の絆を紡いでいく、青春群像医療ドラマを描く。

波瑠が演じるのは「いつでも、どんな患者でも絶対に受け入れる」という強い信念を持つ医師で、主人公の朝倉美月。柏桜会あさひ海浜病院で夜間勤務専門の救急医を募集していることを知り、自分の信念を実現できる場所だと思い応募。ナイト・ドクターとして働くことになる。

「月9」枠に初出演で、初主演を務めることになった波瑠は「いろんな医師が躍動している印象を受け、その中にいる朝倉美月という役を演じさせていただくことが光栄な気持ちと、命を扱う作品なので、気を引き締めて挑まなければいけないなと思いました」と意気込み十分。また、「病院が舞台ではあるけれど、ただお仕事だけを描いていくのではなく、そこにある人間関係や、それぞれがどんな思いで命と向き合っているのか、細かい人間模様も描いていけたらと思います」と話し、コロナ禍で現実の医療もひっ迫が叫ばれるが「今大変な思いをされている医療従事者の方々、そして病院に悲しい思い出がある方もたくさんいると思います。そのような方々で苦しい状況のまま時間が止まってしまっている方がいれば、その時間を少しでも進められる、未来に背中を押してあげられるメッセージが作品に込められればいいなと思います」と願っている。

田中圭演じる成瀬暁人は、かつて美月と同じ救急にいた先輩医師で、ナイト・ドクターの結成により美月と再会。上から目線で口が悪く、クールでドライな現実主義者だ。自分にも他人にも厳しいストイックな性格で、医療現場で唯一必要なことは確固たる技術だと信じている。

田中は「昨年も野田(悠介)プロデューサーの『アンサング・シンデレラ-』(同系)に出演させていただいて、すごくすてきな作品でした。今回またご一緒することになり、“懲りないな~”と思いました(笑)。“また医療モノをやるの?”と」とうれしそうで、「台本を読んで面白いなと思いましたが、医療ドラマの台本が面白いということは、撮影が大変だということも同時に伝わるんです。“懲りないな”とは思いつつ、医療ものと青春群像というバランスがとてもいい作品だと思ったので、医療ものだけど医療ものではない、青春群像もあるけど、それだけではない、見たことない作品に仕上がるのではないかなと思います」と期待を寄せる。そして「コロナ禍で、命と向き合ってくださっている方がたくさんいる中で、そんな方々のことを忘れてはいけないと思います。こんな状況の今こそ、視聴者の方には、“命と向き合う”ということがどういうことなのか、僕らを通して感じてほしいし、演じている僕ら自身もいい刺激になっています。この5人の、合っているのか合っていないのか分からない関係性や、それぞれのキャラクターの行く末を楽しく見守っていただければと思います」と見どころをアピール。

研修医あがりの元・内科医・深澤新に扮(ふん)するのが岸。両親を早くに亡くし、病気がちの妹の面倒を1人で見ており、妹を元気にするために医者になったが、美月や成瀬のような医師としての強い信念は持てずにいるキャラクターだ。

自身初の医師役を演じるにあたり「出演のお話を聞いた時は、マネジャーさんを疑ってしまいました(笑)。まさか自分が医療ドラマに出られるなんて、夢にも思っていなかったです。月9ドラマはジャニーズの大先輩がたくさん出演されている枠なので、『ついに来た!』という気持ちとともに緊張感でいっぱいでした」と心境を明かし、「(King & Princeの)メンバーに伝えた時には、自分のことのように喜んでくれて、会うたびに『今日は撮影どうだった?』と気にしてくれています」とほほ笑ましいエピソードも披露し、「この作品は、医療現場のひっ迫感、命の尊さをしっかりと伝えながら、1人が悩んでいる時はチームでフォローをする5人の絆も細かく描かれていて、さまざまな視点で刺激を受けられるドラマになっています。お医者さんの役を演じ、おこがましいですが、体感させていただくことで、日々奮闘されている医療従事者の方々への感謝の気持ちが自分の中で大きくなっていくのを感じています。その思いを大切にしながら撮影に臨んでいきたいです」と意気込んでいる。

さらに、北村がナイト・ドクターとして働く研修医上がりの医師・桜庭瞬役を務める。明るく、人懐っこい性格で、くせ者ぞろいのナイト・ドクターの中でいつも元気に振る舞う桜庭は、チームのムードメーカー的存在だ。

北村は「今は医療というものが僕たちにとって、これまで以上に近い存在になっていると思います。実際に、医療従事者の方々が戦っている姿を、この作品を通して、そして僕らを通して何か伝えられたら、少しは貢献できることがあるかもしれないと思い、作品に挑んでいます」と使命感を口にし、「演じていてナイト・ドクターというのはとても過酷な現場だと感じます。この作品の特徴だなと思ったのは、患者さんの処置が終わり、スタッフステーションの窓から見えるのが朝日なんですよね。昇ってくる朝日を見て、張り詰めていた表情から、“あ~終わった”とほっと一息つく表情まで、細部がきちんと描かれている作品だなと思います。医療ドラマとしての面白さもたくさんありつつ、個性豊かでキャラクターの立った5人が織り成す会話劇も見どころで、そんな5人のヒューマンストーリーも楽しんでいただけたらと思います」とコメント。

岡崎が演じるナイト・ドクター・高岡幸保は、高飛車だが、頭の回転が早く、医師としての責任感も兼ね備えているため一目置かれている存在。一方、人生を仕事だけにささげるのは絶対に嫌だと考え、プライベートにも一切手を抜かない女子力を持ち合わせている。

岡崎は「人の命に直接関わる職業なので、台本を読んでいて気が引き締まりました。夜間専門の医者というのがあってもいいのか、そういったことを提示している作品でもあり、私自身が初めて救急医療や医者の働き方について向き合うので楽しみでもあります」と述べ、「コロナ禍の今、医療現場はとても大変な時期で、医療従事者の方にも、そうではない方にも、大変な時期だからこそ届くもの、伝わるものがあるのかなと思い、見た方が前向きになれる作品になればと思いながら演じています。ナイト・ドクターになった5人にはそれぞれいろいろな思いや事情があるので、そんな5人の成長を見届けていただけたらと思います」とメッセージを寄せている。

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