ジ軍・ディスクラファーニ 100球で3安打完封勝利

【ロッキーズ0-12ジャイアンツ】@オラクル・パーク

開幕から安定したパフォーマンスでチームの開幕ダッシュを支えているジャイアンツ先発陣。ロッキーズ3連戦の初戦はアンソニー・ディスクラファーニが先発し、12安打12得点という打線の大量援護を受けながら、ちょうど100球で3安打完封勝利をマークした。ジャイアンツの投手が100球以下で完封するのは2014年のマディソン・バムガーナー(94球で完封)以来7年ぶり。開幕23試合で15勝8敗は18年ぶりの好スタートとなった。

今季5度目の先発登板となったディスクラファーニは3者三振という最高の立ち上がりを見せ、2回表二死1・2塁のピンチはドム・ヌニェスを空振り三振に仕留めて無失点。3回表はわずか8球で三者凡退に抑え、4回表はヒット1本を許したものの、8球で無失点に抑えた。その後も少ない球数でアウトを積み重ね、8回終了時点で85球。「マダックス」(=100球未満での完封)の達成も期待されたが、連続三振に仕留めた最後の打者2人に6球ずつを要したため、ちょうど100球での完封となった。

ジャイアンツ先発陣は、5試合(うち4先発)に登板しているローガン・ウェブこそ防御率4.03だが、5先発のケビン・ゴーズマンは防御率2.14、4先発のアーロン・サンチェスは防御率1.83、3先発のジョニー・クエイトは防御率1.80、2先発のアレックス・ウッドは防御率0.75、そしてこの試合が5度目の先発登板となったディスクラファーニは防御率1.50と軒並み好成績を残している。チーム全体の先発防御率2.11はブリュワーズ(2.22)を抜いてメジャー1位に浮上。開幕ダッシュの原動力となっている。

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