リバプールが69億円の赤字を発表 南野拓実の去就にも影響必至

南野拓実

イングランド・プレミアリーグのリバプールは27日、2019―20年シーズンの税引き前の損失が4600万ポンド(約69億円)だったと発表した。

同クラブによると、メディア収益は5900万ポンド(約88億5000万円)減少し、2億2000万ポンド(約330億円)、マッチデーの収益は1300万ポンド(約19億5000万円)減少の7100万ポンド(約106億5000万円)、商業収益は2900万ポンド(約43億5000万円)増加して2億1700万ポンド(約325億5000万円)という。

全体の収益は4300万ポンド(約64億5000万円)減少して4億9000万ポンド(約735億円)で税引きの前損失は4600万ポンドとなった。英メディア「90MIN」は「新型コロナウイルスのパンデミックで、クラブの財政に多大な影響を及ぼしたことを反映している」と伝えている。

ただ、今季は昨シーズン以上の赤字が見込まれており、現在リーグ6位でこのまま4位以内となる来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を逃せば、収入減は確実となるため、今オフの大規模な粛清は必至。サウサンプトンに貸し出している日本代表MF南野拓実(26)の去就を含めて新チーム編成にも大きな影響が出そうだ。

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