DeNAが広島に大敗…3連敗で最速20敗「シーズン100敗、史上最悪勝率」を危惧する声も

ベンチで浮かない表情の三浦監督(左)

DeNAが27日、広島戦(マツダ)で1―10と大敗。3連敗を喫し、12球団最速の20敗となって借金も16にまで膨れ上がった。

この日も投打は全く噛み合わなかった。先発マウンドに立った大貫晋一投手(26)が集中砲火を浴び、3回途中11安打7失点でKO降板。2回までは先頭打者に安打を許しながらも何とか踏ん張って得点を与えなかった。ところが3回に入ると一気に崩れた。先頭の羽月、そして鈴木誠と連打を浴び、一死一、二塁から坂倉の右前適時打で先制点を献上。その後は思わず目を覆いたくなるような猛爆を食らい続け、安部の中犠飛、クロン、小園の連続適時打、さらには相手先発の森下にまで中前適時打を許した。二死満塁から羽月に走者一掃適時三塁打を浴び、打者一巡の猛攻に青息吐息となり、7失点目を喫したところで交代を告げられた。

降板後の右腕は「早いイニングで降板する投球となりチームに申し訳ないです」とコメント。

打線も相手先発・森下の前にほぼ〝無抵抗状態〟で4回に佐野が一発を放って1点を奪うのが精いっぱい。散発3安打に抑え込まれ、余裕の完投を許す始末だった。

余りの惨状に球界内からはDeNAについて「ここまで明るい兆しが見えてこない状況も珍しいし、この先のことを考えると恐ろしい。シーズン100敗、史上最悪の勝率になってしまうのではないか」と不安視する声も飛び交い始めている。

今季からタクトを振るう三浦監督にとっては就任早々から〝一大試練の時〟を迎えたと言えそうだ。

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