打っても2安打! 広島・森下8回1失点で3勝目「勝とうと思ってマウンドに上がった」

お立ち台で羽月(左)のコメントに笑顔の広島・森下

プロ2年目も頼もしさは変わらない。広島の森下暢仁投手(23)が27日のDeNA戦(マツダ)に先発し、8回3安打1失点の好投。また打者としても3打数2安打1打点。自身2度目のマルチ安打で〝自援護〟し、今季3勝目を挙げた。

お立ち台に立った森下は持ってきたマイクの音声が入らないアクシデント。一緒にお立ち台に立つ羽月のマイクを借りて臨み「(自分が)連敗していたので…勝とうと思ってマウンドに上がりました」と振り返った。

さらに「チームもいい流れに乗っていた中、自分のマウンドが来たので〝もう流れに乗っちゃえ〟と思っていきました」と笑顔で語った。勝てなかった2週間は「ずっと考えていた」という。

とりわけ森下にとって先輩ながら仲のいいルーキー・栗林から刺激を受けた。25日の巨人戦で栗林が1点差の9回を3者三振で切り抜けた場面を見たという森下は「やっぱり、すごいなあって。自分も頑張らないといけないと思った」と気合を入れたという。9連戦を最高の形でスタートした広島。ここから巻き返しを図る。

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