【新型コロナ】横浜市長「観戦に来ないで」 5月に世界トライアスロン 「どうして開催?」市民から憂慮の声

林文子市長(資料写真)

 コロナ禍でイベント中止が相次ぐ中、トライアスロンの世界シリーズ横浜大会が5月15、16日に無観客で開催される。会場となる横浜市の林文子市長は27日の定例会見で「(会場に)来ないでほしい」と観戦の自粛を呼び掛けたが、市民からは「人が集まるのでは」「どうして開催するのか」と憂慮する声が上がっている。

 市によると、同大会は東京五輪日本代表の選考対象大会に位置付けられており、山下公園(同市中区)周辺の特設会場を中心に、みなとみらい21(MM21)地区や関内地区、本牧ふ頭にコースを設定。パラトライアスロンも合わせて15日に約190人、16日に約1500人が参加するという。

 大会組織委員会は「行かないことが一番の応援」として、沿道や会場での観戦自粛を呼び掛ける方針。

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