人気役者が集結した意欲作もコロナ禍の影響をもろに食らった!
女優・尾野真千子(39)、俳優・オダギリジョー(45)、永瀬正敏(54)らが27日、都内で行われた映画「茜色に焼かれる」のイベントに登場した。
このイベントは当初、都内の大型劇場で有観客で実施される予定だった。だが25日から東京など4都府県で緊急事態宣言が発令されたことを受け、急きょ変更に。大型劇場より小さめのハコで、観客は入れずマスコミのみを集めて行われた。
「政府はスポーツなど大型イベントは原則、無観客を要請しています。それに沿う形で、予定を変更したんでしょう」(ワイドショー関係者)
オダギリは突然の変更について、ステージ上で「何が起こるか分からないと感じる日々」としみじみ語った。
撮影風景も変わった。オダギリは「本番ギリギリまでフェイスシールドとか、ご飯も『1人でしゃべらないで食べてください』とか。今までの(映画製作の)システムがすべてひっくり返ったような」と振り返った。
この日のイベントでも工夫があった。
「3密を徹底するため、キャストのPRコメントを収録するのもひと苦労。イベント前には舞台袖で、オダギリさんがこの映画のPRコメント録りをお願いされ、スマホで収録したそうです」(関係者)
コロナ禍で芸能イベントの主催者は決行か、延期か、はたまた中止か、その都度難しい決断を迫られる。緊急事態宣言は5月11日に解除されるが、あくまで予定。「茜色――」が公開される同月21日にどうなっているか分からない。
主演の尾野は、新型コロナの猛威が落ち着いて「映画館で見られるようになってほしい」と願った。