障害者と健常者がともにチョコレート製造を手掛ける「ショコラボ」(横浜市都筑区)が、横浜・みなとみらい21(MM21)地区の商業施設「ランドマークプラザ」1階に店舗をオープンした。障害者の就労支援を目的に2012年、チョコレート工房を開設。10周年の節目を前に、会社として大きな挑戦となる。「あくまでも商品で勝負する」。伊藤紀幸代表取締役(56)は、改めて事業の継続を誓う。
26日に開店した「CHOCOLABO」は広さ約20平方メートル。フェアトレードや有機無農薬、無添加などのこだわりを持つチョコレート、焼き菓子、ジェラートなど約50種類を販売している。ベルギー産のクーベルチュールチョコレートを使用、ランドマークタワー型のチョコ(270円)はここだけの販売という。
伊藤代表は、「ランドマークプラザに店を構えるなど、夢にも思っていなかった。新型コロナウイルス禍の逆境下だが、いただいた縁を大切に頑張りたい」と、力を込めた。