糸魚川市立田沢小 リモートでPTA総会 オンラインで議事進行

 糸魚川市立田沢小は23日、本年度のPTA総会をリモート形式で行った。

 新型コロナウイルス感染拡大防止策と、本年度市内の小中学校に1人1台ずつ配備されたタブレット端末を活用した取り組みとして初めて試みた。これまでは体育館にPTA会員、教職員が一堂に集まって行っていたが、同日は学年ごとに教室に分散して実施した。PTA役員らが別室で説明や資料を各教室へ配信して議事進行し、出席した会員144人はそれぞれの教室で大型モニターを見ながら手持ちの資料と合わせて協議。議案採決は承認の意思を従来の拍手から挙手に変えて示した。

 PTA役員と教職員はウェブ会議システムZoom(ズーム)を使って、事前に音声や映像の配信状況を調整し、画面越しに話す練習を重ねて臨んだ。

PTA役員や教職員がオンライン配信で総会の議事進行に当たった

 同校は今後も配布資料のペーパーレス化が図れることや、タブレットを使った学習活動を保護者が知る機会になるとして継続していく予定。猪又英一校長は「これも一つのやり方。時代に沿った新しい形。改善、工夫をしながら取り組んでいきたい」と話した。

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