<レスリング>感染爆発のインドの世界最終予選出場チーム、ブルガリアへの搭乗を拒否される

 

 インドのメディアは4月28日、5月6日からブルガリア・ソフィアで行われる東京オリンピックの最終予選に出場する男子フリースタイルと女子のインド選手団が、予定されていたアムステルダム経由の飛行機への搭乗を拒否されたことを報じた。オランダ政府が、乗り継ぎであっても同国への入国を拒否したためという。

 インドは現在、変異ウィルスの影響と思われる最悪の感染拡大に見舞われており、28日には新たに確認された感染者数が約36万人となり、死者数は3,200人を超えた。日本もインドを「変異株流行国・地域」に指定して入国を厳しくするなど、世界でインドに対する規制が厳しくなっている。

 男子グレコローマン・チームは少し前にフランス・パリを経由するフライトで出発できたとのことで、インド協会は現在、このルートでブルガリアへ渡航すべく、外務省や民間航空省(MCA)とも連絡を取り合っているという。

 インドは、男子フリースタイルと女子で各3階級のオリンピック出場枠を取っている。

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