オールブラックスが「ブランド力」を大幅強化 マンチェスター・シティの大株主に株式売却

ニュージーランド代表〝オールブラックス〟

ラグビーニュージーランド代表(通称オールブラックス)が、商業部門の12・5%の株式を米国の民間投資会社シルバーレイクに売却することを満場一致で承認した。

米テレビ局「ABC」などによると、世界中で高い人気を誇るオールブラックスの商業的権利は22億3000万ドル(約2430億円)と評価されており、今回はそのうちの3億8750万NZドル(約306億円)がシルバーレイク社に売却された。

オールブラックスは国際的に高い認知度を誇るスポーツブランドとなっており、ラグビーが近年のW杯の成功によって市場が拡大するにつれてその商業的価値も高まっている。米国の投資会社が経営に関わることによって、そのブランド力をさらに強化する構えだ。

シルバーレイク社は主にテクノロジー企業に投資して、その運用資産は790億ドル(約8兆6000億円)を超える。イングランド・プレミアリーグのマンチェスターシティーの株式も10%保有しており、大きな波紋を呼んだ欧州スーパーリーグ(ESL)への参加にも深く関与したとみられている。

世界屈指の投資会社によりオールブラックスが大きな変ぼうを遂げそうだ。

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