【J1】川崎が名古屋との首位決戦で4―0圧勝 13戦無敗で独走ムード

先制点を決めた旗手

昨季J1王者は止められないのか。J1首位の川崎は29日、敵地で2位名古屋との大一番に4―0で圧勝した。リーグ13戦無敗をキープし、今季も独走ムードを漂わせている。

試合前、名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督が喉の痛みを訴えたため、選手・スタッフ全員がオンサイト検査を受検。その結果、フィッカデンティ監督は判定保留で欠場が決定となり、その他は全員の陰性が確認されている。

そんな中、川崎は序盤からボールを保持して敵陣に迫り名古屋を圧倒すると、開始3分にMF三笘薫がドリブルで仕掛け、中央にパス。FWレアンドロダミアンが落としたボールをFW旗手玲央が決めて先制に成功。これで勢いに乗った川崎は10分、23分にもレアンドロダミアンがネットを揺らし、一気に勝負を決めた。

試合前、両チームの勝ち点差は「3」。〝首位決戦〟として注目されていたが、川崎が予想以上に大きな力を差を見せつけた格好だ。後半も川崎が安定した戦いで名古屋を翻弄。早々に三笘や旗手、レアンドロダミアンを交代させる余裕まで見せつけた。後半40分には途中出場のFW遠野大弥が追加点を奪取した。

勝ち点を35に伸ばした川崎は、これで13試合負けなし(11勝2分け)。まだシーズン序盤だが、2位名古屋をあっさりと退けたように向かうところ敵なし。このままリーグ連覇に向けて突き抜けそうな勢いだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社