移籍市場の目玉・怪物ハーランド 代理人がバルセロナを第一希望にするワケ

移籍市場の目玉となっているハーランド(ロイター)

今夏の移籍市場で目玉となっているドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)の代理人はスペイン1部バルセロナを移籍先の第一希望としているようだ。

ハーランドを巡って多くのビッグクラブが関心を寄せる中、スペインの移籍専門メディア「ミオトラリーガ」は「ノルウェー人選手の代理人を務めるライオラは、ラポルタ会長との契約に手をこすりながら、ハーランドをバルサとサインさせようとしている」と報じた。
代理人のライオラ氏がバルセロナを本命として扱う理由が財政事情だ。ハーランド獲得を狙う各クラブはレアル・マドリードを始めとして新型コロナ禍などで財政状況がひっ迫しており、今夏の獲得を見送る動きが出てきている。

バルセロナも厳しい財政事情だが、ここにきて米国企業と5億ユーロ(約650億円)の巨額スポンサー契約が締結間近となっていることが明らかに。そこで「ライオラは最大限の利益を得たいと思っており、スポンサーシップによる資本注入が鍵になるとライオラは考えている。新しいスポンサー契約で得られるお金は、ノルウェー人スターの契約に使われる」と指摘。獲得に名乗りを上げるビッグクラブの中でバルセロナが最も多額のオファーを用意できるとみて、本格的に交渉に乗り出す構えを見せているのだ。

Rマドリードやマンチェスター・ユナイテッドなどがリードしているとみられていたハーランド争奪戦で、バルセロナが大逆転を見せるか注目が集まる。

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