バルセロナが格下に逆転負けで首位浮上を逃す 現地紙はエースのメッシをやり玉に

逆転負けに呆然とするメッシ(ロイター)

スペイン1部バルセロナは29日(日本時間30日)、ホームで格下のグラナダに1―2と逆転負けを喫した。リーグ首位に浮上するチャンスを逃し、エースが〝やり玉〟に挙げられいる。

1試合消化の少なかったバルセロナは、前半24分にエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が今季26点目となるゴールで先制するも、後半はチャンスをつかめず、格下のグラナダに2失点し、まさかの敗戦を喫した。DFジョルディ・アラバ(32)は「がっかりしている。首位に立つチャンスだった」と悔やんだ。

スペイン紙「アス」は「メッシはバルセロナをトップにするゴールを決めた。(フランス代表のFWアントワヌ)グリーズマン(30)との組み合わせは、多くの化学反応を起こしてきたが、それは蜃気楼にすぎなかった」とした上で「後半は力強い方法でマークされた。ほとんどチャンスがなかった」とし、メッシのパフォーマンスに問題があったと分析した。

バルセロナが敗戦したことでリーグ優勝争いも大混戦ムード。バルセロナは勝ち点71のままで3位。勝ち点73のアトレチコ・マドリードが首位をキープし、勝ち点71でバルセロナと並ぶレアル・マドリードが2位、セビリアが勝ち点70で4位と上位陣は肉薄。リーグ戦は残り5試合となり、今後の動向が大注目だ。

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