田辺の護摩壇山で150ミリ 和歌山県各地でまとまった雨

雨で増水した会津川(29日、和歌山県田辺市上屋敷3丁目の田辺大橋から)

 西日本を通過した低気圧に暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になったことから、28日から29日にかけて和歌山県内各地でまとまった雨が降った。田辺市の護摩壇山では28日の降り始めから29日午後4時までの積算雨量が150ミリを記録した。

 紀南の積算雨量は、護摩壇山に次いで栗栖川(田辺市)が132ミリ、龍神(同)が122ミリなど。1時間の雨量では、西川(古座川町)と日置川(白浜町)が18ミリと最多。栗栖川と南紀白浜が16ミリと続いた。

 雨の影響で県は29日午後7時から、落石の恐れがあるとして、田辺市上秋津の奇絶峡付近にある県道田辺龍神線の仮設道を通行止めにした。安全が確認でき次第、解除する見込み。

 また、日本航空(JAL)は29日、羽田空港(東京)午前7時半発、南紀白浜空港午前8時45分着と南紀白浜空港午前9時25分発、羽田空港午前10時25分着の定期便計2便を欠航にした。

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