肌が真っ赤で、カッサカサ・・・・・・いつまでも治らない「マスク荒れ」の原因は「ストレス肌」かも? 

 今や、すっかり定着してしまったマスク生活。でも、だからといって慣れるものではない。中には、マスクのおかげでメイクが手抜きできるという声もあるが、それはあくまで近所に買い物に出かける時くらいの話。働いている女性は結局のところ、マスクがあってもなくてもメイクの手間は変わらない。それどころか、花粉症の季節も相まって、いわゆる「マスク荒れ」と呼ばれる肌荒れや乾燥、ニキビなどの肌トラブルが急増している。とくにこれからの季節、じめじめとした梅雨や冷房にさらされるので注意が必要だ。

 マスク荒れの原因はいくつか考えられる。一つは、「摩擦」だ。肌と繊維がこすれ合って角層表面が削られることで、肌のバリア機能が低下し、ダメージを受けやすい状態になってしまうことが考えられる。また、マスクの中に呼気が充満することによる「蒸れ」も、お肌の大敵だ。また、蒸れたマスクを外したときに内部の湿気が急激に蒸散することで、肌の水分も一緒に奪われてしまい「乾燥」が進んでしまう。最近では、アイリスオーヤマの不織布夏用マスク「ナノエアーマスク」や白元アースの 「アイスノン 冷涼感マスク」など、通気性の良いマスクが登場しているので、そういったものを利用するのもいいだろう。

 そして、マスク荒れの原因として見落としがちなのが「ストレス」だ。

 マスクの存在感が大きすぎるので、そちらにばかり気をとられてしまうが、「マスク荒れがなかなか落ち着かない」「通気性の高いマスクを使っているのに改善しない」という人はとくに、肌のリズムが乱れてストレス肌になっているのかもしれない。

 美容や健康に関心の高い人にはお馴染みの「サーカディアンリズム」という言葉。人間が本来備えている「体内時計」のことだが、これが乱れることで、健康トラブルが起こりやすくなるといわれている。実は、肌も同じで、肌リズムというサイクルが存在する。そして、サーカディアンリズムと同じで、この肌サイクルが乱れることで、肌荒れ・ゆらぎ・乾燥などに繋がっているという。この肌リズムを乱す一番の原因は「睡眠不足」だ。サーカディアンリズムでは、夜6時頃から翌朝6時頃までは一日のダメージを回復する時間だ。この時間に回復できないと、翌日にもダメージを持ち越してしまうことになる。働き盛りで私生活も充実している30代、40代の人は、その反面、圧倒的に睡眠不足の人が多いといわれているので、とくに注意してほしい。とはいえ、忙しい毎日の中、充分な睡眠をとるのが難しいという人も多いだろう。そんな人は短い睡眠の中でも、マスク荒れの肌をケアできる方法を考えたい。

 例えば、最先端のコスメとして注目されている「はちみつカモミラ発酵液」というものがある。これは、株式会社山田養蜂場 アピセラピーコスメティクスが肌のゆらぎ対策として、国産百花はちみつとカモミールの花をはちみつ乳酸菌「YB38」で発酵させて独自開発した成分だ。同社の研究では、この成分によって肌リズムに関わる遺伝子Bmal1(ビーマルワン)の発現リズムが増幅し、肌リズムを改善することを解明している。同社では、開発に6年もの歳月をかけたこの「はちみつカモミラ発酵液」を全品に贅沢に配合したスキンケアシリーズ「ハニーラボ」を4月27日に新発売。中でも、洗顔後すぐに使う先行美容液「ハニーラボ 発酵液エッセンス」は美容成分をしっかり浸透させてくれるので、マスク荒れや肌荒れに悩む女性の強い味方になりそうだ。ちなみに、配合されたローズエキスが醸し出す、ふくよかな香りも贅沢なご褒美時間を演出してくれる。マスク生活でささくれだった肌も心も、きっと癒してくれることだろう。

 また、根強い人気を誇っているコーセー化粧品<4922>の「肌リズム」シリーズもおすすめだ。このシリーズも名前の通り「肌リズム」に着目したもので、とくに「肌リズム うるおい濃密ジェルUV」 の人気が高い。パッケージにも大々的に書かれているが、忙しい女性に嬉しい一つで7役もこなす「寝ている間に肌ふっくらとろけるパーフェクトジェル」で、同社独自の、睡眠中にしっかり浸透する「微細化テクノロジー」と、夜用に開発された成分配合によって、肌リズムを整えてダメージを回復。各販売サイトの口コミでも、朝起きた時のうるおいが違うと評判が高い。

 人の肌は十人十色。しかも、それぞれに生活スタイルも異なるので、一概に何があっているとは言い難い。でも、肌リズムが乱れることで、マスク荒れが治らなかったり、酷くなるケースは共通している。まずは、できるだけしっかりと睡眠をとること。そして、肌ケア製品などを利用してそれをサポートすることで、このマスク生活をストレスフリーで乗り切りたいものだ。(編集担当:藤原伊織)

マスク荒れの原因はいくつか考えられる。一つは、「摩擦」だ

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