【ゴールボール】パラ延期で内定選手が一部変更「戦術のバランスを勘案した」

ゴールボールはアイマスクを着用し、鈴入りボールを投げ合う(写真は競技に挑戦するサッカー元日本代表・中田英寿氏)

日本ゴールボール協会は30日、東京パラリンピックの男女日本代表12人を発表した。

昨年の段階で全選手に内定を出したが、東京パラリンピックが1年延期になったことから一部メンバーを再選考。その結果、男子は信澤用秀(34=フコクしんらい生命保険)に代わって川嶋悠太(26=アシックス)が選出された。女子は小宮正江(45=アソウ・ヒューマニーセンター)に代わって萩原紀佳(20=国立障害者リハビリテーションセンター)が選ばれた。

協会側は男女の内定選手の変更理由について説明。男子は「大会が延期になったことにより、チーム内での能力・技能も大きく変化したことから、戦術のバランスを勘案した」とコメント。女子は「延期後1年をかけて、技量、体力、チームのパワーバランスを鑑みて判断した結果、日本の短所である攻撃力を向上させるため、チームトップレベルの攻撃力を有する萩原選手を内定としました」と明かした。

ただ、萩原は本番までに視覚障がいの国際クラス分けを受ける必要があり、条件が満たされなかった場合は別の選手が出場する。

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