楽天・涌井 トップタイ4勝 「負ける時のようなピッチング」でもエースの仕事はきっちり

5回1失点の内容だった楽天・涌井

楽天・涌井秀章投手(34)が30日のロッテ戦(楽天生命)に先発し、5回3安打1失点の内容で8―1の勝利に貢献。ハーラートップタイの4勝目を挙げた。

涌井は「振り返ると、やっぱり負ける時のようなピッチングをしてしまった。それが反省点。5回までしか投げれなかったことも反省ですね」と開幕から5試合連続7回以上を投げながら、6戦目にして初めてクオリティー・スタート(6回以上を自責点3以内)を逃した反省を口にした。

その上で2回、3連続四球による押し出しの場面を「(岡に対し)ストレートの四球で押し出しにしたので、ああいうところは大胆に行かないと悪循環になってしまう。(続く)佐藤のところでインコースをしっかり突けたというのがよかった。自分でインコースを投げた方がいいなと太田に言ったので、そこでかわしにいかなくてよかった。しっかり試合を壊さずに投げられた。そこだけですかね、よかったのは」と振り返った。

開幕から6試合に先発し自身は4勝、チームも涌井の登板試合では2分けを含め負けはなし。防御率は1・51と十分エースの仕事を果たしている。

涌井は「今日は5回で降りて中継ぎを多く使ってしまった。ただ、チームについていない。そこが及第点かな」と満足度の低い投球内容にも一定の自己評価を語っていた。

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