シバヤギが除草作業“お手伝い” 4匹の名前募集

日々、除草作業に励むシバヤギの親子=佐世保市東部スポーツ広場

 長崎県佐世保市浦川内町の市東部スポーツ広場で、4月からシバヤギが除草に活躍している。刈り取った草を燃やす量が減り、脱炭素化社会の実現にも貢献。同広場は頑張るヤギに愛着を持ってもらおうと名前を募集している。
 同広場の指定管理をする同市のNPO法人ウィルドゥ(浅井増雄理事長)は、脱炭素化の取り組みができないか思案。雑草を食べるヤギに目を付けたところ、ペットとしてヤギを飼っている職員がいることが判明。メスのヤギ3匹をレンタルし、このうち1匹が25日に出産。今後、4匹で除草に励む。
 ヤギが働くのは、同広場内のサッカー場近くの斜面。面積が約4千平方メートルもあり、職員が草を刈るのも一苦労だった。ヤギは散歩に来た近くの園児の応援も受け、天気が良い日は午前7時~午後4時ごろまで柵の中でほぼ休まず草を食べ続けている。除草機の燃料が減り、環境への負荷軽減につながると期待される。
 名前を募集するのは2匹の姉妹とそれぞれの子ども。応募資格は小学生以下で、命名者の4人には3千円の図書券を贈る。はがきにヤギの名前、応募者の住所、氏名、名前、電話番号を記入し〒859-3225、佐世保市浦川内町無番地、市東部スポーツ広場メーメー権係。5月10日必着。問い合わせは同広場(電0956.39.5855)。


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