柔道のグランドスラム(GS)カザン大会(5~7日、ロシア)に出場する日本選手団が1日、羽田空港から出発。東京五輪女子70キロ級代表の新井千鶴(27=三井住友海上)がオンラインで出国前取材に応じた。
3月のGSタシケント大会で優勝後、先月の龍谷大学における強化合宿にも参加しており「タシケント後の隔離期間は、講道館を使わせていただき、その後もなまることなく稽古を積めている」とコンディションはバッチリ。
タシケントでは対戦相手に左組みの選手が多かったといい「徹底的につり手を封じてきていたので、稽古や合宿でもどう攻めにつなげるかを確認しながらやってきた。左右組み、どちらにやりにくい形にされても自分の形に早く展開できれば」と今大会でのテーマについて述べた。
改めて五輪に対しての心境については「近づいてきているので、心技体を整えて本番で最高の柔道を出し切れるよう、そこだけを考えて準備していきたい」と力を込めた。