長崎県などは30日、県内で新たに計20人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎、佐世保両市では、新たなクラスター（感染者集団）が発生。県内の累計感染者は2077人。
長崎市は15人。船大工町のラウンジ「クイーン オブ ザ ハート」で新たに2人が判明し、29日までの公表分を含め計6人のクラスターとなった。市は19～26日に店を利用し、心配な人は市保健所への連絡を呼び掛けている。クラスター関連では、スナック「CHOCO BALL」、店名非公表の飲食店で各2人が新たに確認された。
市中央消防署の50代男性も判明。関係する署員6人は陰性だった。救急業務を担当し、感染経路は特定できていないが、市地域保健課は「陽性者の搬送時に感染した可能性が否定できない」としている。市立小の関係者1人も分かり、30日は関係学年を閉鎖した。
佐世保市では、業務受託業「パーソルワークスデザイン」（東京）の「佐世保第2アウトソーシングセンター」（同市栄町）に勤務する20代女性が感染。同センターではこれで計5人のクラスターとなった。
また市は、これまでに従業員1人の陽性が判明したとして、島地町のスナック「La.Rona」の店名を公表。22～24日に店を利用し、心配な人は市保健所への連絡を呼び掛けている。
このほか東彼東彼杵町の40代男性、西彼時津町で2人の感染が分かった。
