広い範囲で大気不安定 急な激しい雨や落雷・突風・ひょうにも注意

 きょう1日(土)は、西日本~北日本の広い範囲で大気の状態が不安定となる。急な激しい雨や落雷などに注意が必要だ。

雷雨や突風など激しい現象に注意を

 きょう1日(土)は前線を伴った低気圧が西日本付近を東へと進んでいる。上空にはこの時期としては非常に強い寒気が流れ込むため、大気の状態が不安定となる見込み。
 きょう1日(土)午前中は九州南部~四国・紀伊半島で局地的な雷雨となったが、午後は東日本~東北でも局地的な激しい雨や落雷のおそれがあり、注意が必要だ。

 また、雷雨に伴って竜巻などの突風が吹いたり、ひょうが降るおそれもある。空が真っ暗になるような雷雲が近づいたら安全の確保に努めたい。西日本では晴れている所もあるが、局地的な雷雨の可能性もあり注意。
 予想最高気温は西日本で25℃前後まで上がる一方で、北海道では10℃に届かない所もあり寒くなる見込み。

あす2日(日)も雷雨のおそれ、空模様の変化に要注意

 あす2日(日)も大気が不安定な状態が続く見込み。晴れている所でも気圧の谷の通過に伴って積乱雲が急速に発達して雷雨となるおそれがある。
 北日本~西日本の日本海側では午前中から雨が降りやすく、昼ごろになると太平洋側でも激しい雨が降ったり、雷雨となる所もある見込み。朝は晴れていても空模様の急変に注意が必要となる。

(気象予報士・佐藤俊和)

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