【柔道】東京五輪ぶっつけ本番の大野将平「ご心配なく!」自信満々

大野将平

柔道男子73キロ級東京五輪代表でリオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平(29=旭化成)が、“ぶっつけ本番”で東京五輪に挑む。

昨年2月のグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会以来の試合となるはずだった3月上旬のGSタシケント大会は、直前に左大腿部筋を損傷し、欠場を余儀なくされた。

しかし、今は問題なく稽古を行えているといい、1日のオンライン取材では、五輪本番が1年5か月ぶりの実戦となる点について言及。「いつもの日々と変わらずやらせてもらっている。(周りの人たちは)私が実戦から1年何か月か離れているとかよく調べているが、本人としてはあまり気にしていないので、ご心配なく」と自信をのぞかせた。

今後は、9~14日にロシア・カザンで予定されている全日本男子強化合宿などで強化に励む方針。「今は稽古を積むのが大事だと感じたのと、なかなか状況が難しかったのもある。いろんなことを踏まえてそういう(試合に出ない)決断をした」と明かした上で「新年度を迎えてからは合宿も増えて稽古もできているので、そういった時間を増やして、しっかりと稽古の中でより実戦に近いものを見つけていきたい」と決意を述べた。

東京五輪までは残り3か月弱。「開催するかどうかは置いておいて、我々にできることは7月末にベストなコンディションでベストなパフォーマンスを畳の上で見せることだけ」と意気込む大野に迷いはなさそうだ。

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