きょう1日(土)夜は近畿から関東・東北で激しい雨となるおそれがある。地震の揺れが強かった地域ではがけ崩れなどに注意。
あす2日(日)も大気の状態が不安定で急な雷雨に注意が必要だ。
今夜は東北でも激しい雨のおそれ、土砂災害に注意を
きょう1日(土)は上空の寒気の影響で、西日本・東日本の各地で局地的な雷雨に見舞われた。発達した雨雲は、1日(土)夜にかけて東北まで広がる見込み。
1日(土)10時27分ごろ、宮城県で最大震度5強を観測する地震が発生した。揺れの強かった地域では落石やがけ崩れの危険性が高まっていて、そこに激しい雨が降るとさらに土砂災害のリスクが高まるおそれがある。
今夜はがけから離れた場所で過ごすなど、安全の確保に努めたい。
大気不安定は2日(日)も続く
あす2日(日)は上空の寒気が真冬並みの強さになるため、大気の状態が引き続き不安定となる。西~北日本の日本海側では朝から雨が降りやすく、雷が鳴る所もある見込み。昼ごろになると太平洋側でもあちらこちらで雷雨となり、突風やひょうのおそれもあるため、空模様の変化に注意が必要だ。
関東では午前中は日差しもありそうだが、気温の上がる午後は北関東を中心に局地的な雷雨の可能性がある。また低気圧が発達するため全国的に風が強く、海は高波に注意が必要だ。
予想最高気温は関東や静岡、九州南部から沖縄で20℃を超える他は、寒気の影響を受けて10℃台に留まり、きょう1日(土)より大幅に下がる所が多い。大阪は1日(土)より8℃低い18℃、金沢は10℃低い13℃の予想。
連休中の安定した晴れは持って2日間か
3日(月)は西から高気圧が移動してくるため、西日本では安定した晴天が期待できる。一方で、関東や北陸では寒気の影響が残るため急な雷雨の可能性がある。また北日本の日本海側はくもりや雨のすっきりしない空模様で、北海道では雪が降る所もある見込み。
4日(火)は東・北日本でも晴れて気温が上がるが、西日本では早くも雲が増えてきて天気は下り坂。
連休最終日の5日(水)は広い範囲で雨が降り、風も強まって横殴りに降る所もありそうだ。
(気象予報士・佐藤俊和)