新型コロナ 鹿児島県内 「第4波」の到来鮮明 新規感染最多60人(1日)、3日間で2倍超に 専門家「急速に拡大進む恐れ」

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感染対策の徹底を訴える県くらし保健福祉部の谷口浩一部長=鹿児島県庁

 鹿児島県内の新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者は1日、過去最多の60人となり、流行「第4波」の到来が鮮明になった。この3日間で離島や県都など各地でクラスター(感染者集団)が続発し、感染者数は2倍以上に拡大。専門家は「クラスター以外の感染経路が分からない例も増えており、感染拡大は急速に進む恐れがある」と警戒を呼び掛ける。

 「危機感を持って対応しなければならない状況」。1日夜、県くらし保健福祉部の谷口浩一部長は会見で、全国的な感染再拡大が鹿児島にも波及しており、感染力が高い変異株も要因の一つではないかとの見方を示した。

 県内の感染者は、4月25日から4日連続で10人以上となると、29日28人、30日33人と増加。5月1日は29日に続きクラスター発生が確認され、初めて3例同時の発表となった。

 4月に入り、変異株感染者も急増。4月の新規感染者に占める割合は、30日までの判明分だけで22%に上る。同日現在のコロナ療養者133人のうち重症は1人だが、発症から重症化までの日数が短いとの報告もある変異株が主流になれば、医療体制の逼迫(ひっぱく)を招く可能性もある。

 鹿児島大学大学院の西順一郎教授(微生物学)は「今後は医療機関や介護福祉施設でのクラスターを小さく抑えることが何より重要」と強調。人の動きが活発になるゴールデンウイークに入っており「人混みに注意し、大人数での会食は控えてほしい」と改めて求めた。

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