和歌山県は2日、県内で新たに39人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。岩出保健所管内で80代女性の死亡を確認したほか、2カ所をクラスター(感染者集団)に認定した。
女性は岩出市のサービス付き高齢者向け住宅の入所者で、1日に死亡した。死亡者は29人となった。
新たに感染が分かったのは、保健所管内別に和歌山市18人、橋本7人、御坊と岩出が4人ずつ、田辺が3人、県外3人。
和歌山市加太のグループホーム「けあビジョンホーム和歌山加太」で、入所する70~90代の女性5人と職員の40代女性の感染が分かった。発表済みの職員女性と合わせ、7人のクラスターとなった。
また、御坊市湯川町財部の飲食店「BOS」(ボス)に来店した40代男女の感染も判明。発表済みの人を含め、従業員2人、来店客3人の計5人のクラスターとなった。クラスターはこれで52件となった。
すでにクラスターに認定されている田辺市の医療機関では、感染者が1人増え14人に、和歌山市の病院では2人増えて11人となった。
感染者の累計は2221人で、このうち12人が新たに変異株によるものと判明。変異株感染者は459人となった。