青い海を背に、黄金に色づいた麦の穂が風に波打つ-。長崎県五島市の崎山地区にはこんな美しい景色が広がっている。
県五島振興局によると、市内では同地区のほか、富江、三井楽などで大麦や小麦、裸麦を栽培している。昨年の作付面積は計約650ヘクタール。県内では諫早市に次ぐ産地だ。
現在は大麦の収穫が続いており、同局担当者は「今年はやや早く刈り取りが始まった。天候に恵まれ、順調に生育している」と話す。収穫は裸麦、小麦と6月上旬まで続く見通し。
五島市向町の畑では、生産者から委託を受けた業者が機械で大麦を刈り取っていた。背後には洋上風車が見えた。
黄金の麦 風に波打つ 刈り取り作業続く 五島・崎山地区
- Published
- 2021/05/03 00:00 (JST)
- Updated
- 2021/05/09 10:03 (JST)
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