サプライズ花火60発 足利で「#花火駅伝」 全国の業者連携、200カ所以上で打ち上げへ

薄暮の空を彩った打ち上げ花火

 大型連休を笑顔で過ごしてもらおうと、栃木県足利市名草上町の須永花火田島煙火工場は4月29日夜、岩井町の渡良瀬川河川敷で花火60発を打ち上げた。雨上がりの空に2~4号玉が次々打ち上げられると、土手の通行人が足を止め、薄暮の空を彩る大輪に見入った。

 打ち上げは、愛知県西尾市の花火総合商社「若松屋」の呼び掛けに応じた全国の花火師が行う「#花火駅伝」活動の一環。ツイッタージャパンが共催し4月29日~5月5日、国内200カ所以上で行われる。

 同工場は3月、同社から直接誘いを受けて準備を進めてきた。

 昨年5月から計4回、単独のサプライズ花火を行ってきている同工場の田島浩(たじまゆたか)代表(55)は「自粛生活も2年目に入り子どもたちが気の毒。こどもの日も絡む連休くらいは、花火を見て目を丸くしてくれたらうれしい」と話していた。

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