のりピー元夫・高相祐一受刑者の呆れた言い訳 法廷で明かした売人「リョウタ」

有罪判決を受けた高相祐一

2009年以来の覚醒剤事件で酒井法子の元夫・高相祐一被告(53)に実刑判決が下った。控訴はせず、一審判決の懲役1年8月(うち4月は保護観察付き執行猶予2年)が確定した。

17年3月、危険ドラッグ事件で懲役1年の実刑判決を受けた高相受刑者は、同年12月の仮釈放後、その足で薬物依存更生施設「ダルク」に入寮。20年4月、「新規入所者のために寮を出るように」と言われたが寮に残り、両親のツテで居酒屋バイトを始めた。同6月に退寮し、一人暮らしをスタート。そして同9月、東京・池袋東口の喫煙所で売人と再会したのを機にまた覚醒剤に手を出したと、本人は裁判で主張した。

その売人こそが高相受刑者の〝シャブライフ〟のカギを握る「リョウタ」という男だ。高相受刑者いわく「6年前ぐらい、精神病院で一緒だった人の友人で、紹介されて知り合いました。覚醒剤を扱っていた人間だったので、勧められて、それで譲ってもらうことになりました」。

裁判ではダルク入寮など、更生に向けた取り組みをアピールしていた高相受刑者だが、リョウタと喫煙所で会うや、すぐに覚醒剤購入の話になったというから意味がわからない。

リョウタは「自分も身の危険を感じている」という理由で連絡先を教えなかったという。一説には「都内〝最凶〟の半グレグループとつながりがあるとみられる人物」(事情通)という。

結局、同受刑者は受け渡しの時間と場所を口頭で伝えられ、9月下旬の連休に覚醒剤0・3グラムを1万5000円で購入した。

高相受刑者は買った覚醒剤を1か月で使い切り、池袋で職務質問を受けたのがキッカケで逮捕。その直前までダルクに週1で通い、更生プログラムを受けていた。「(覚醒剤を)使いながらは(ダルクに)行きませんでした」とはいえ、尿検査すれば陽性反応が出る体で、だ。

なぜ周囲に相談しなかったのかと裁判官にとがめられると「一度使ってしまったときに相談したかった気持ちはあるんですが、コロナの影響で自助グループが閉まっていたこともあり…」と言い訳。この調子では更生は望めそうもない。

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