改憲「実行段階に」 長崎で9条フェスタ 軍事評論家講演

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憲法改正などについて講演する前田さん=長崎市、県勤労福祉会館

 憲法記念日の3日、護憲派の市民集会「ながさき9条フェスタ」(実行委主催)が長崎市桜町の県勤労福祉会館で開かれた。約150人が参加。「平和主義や国民主権、基本的人権の尊重が生活の隅々まで行き渡る社会の実現を目指す」とするアピール文を採択した。
 軍事評論家の前田哲男さん(82)がオンラインで参加し、集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法や憲法改正をテーマに「安保法制・憲法改正 戦争への道」と題して講演した。米中の対立が激化する中、日米両首脳が4月の共同声明に「台湾海峡の平和と安定の重要性」を盛り込んだことを「日本の防衛にとって重要な変化となる」と指摘。憲法改正も「準備段階から実行段階に入っている」として、「日本の自衛隊には中国包囲網という新たな任務が課せられている」と危機感を示した。
 集会後、参加者は長崎市中心部の鉄橋で、「守ろう9条」などと記した横断幕やプラカードを持ち、憲法9条改正反対を訴えた。