【全日本・CC】3冠王者・諏訪魔 石川修司との「元暴走大巨人対決」に敗れ…優勝ならず

元相棒の石川(奥右)に屈した諏訪魔(手前)

全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)は元暴走大巨人対決に敗れ、13年ぶりの「チャンピオン・カーニバル」優勝を逃した。

3日に無観客のテレビマッチで行われた最終公式戦では、1月にコンビを解消した石川修司(45)と対戦。昨年7月の3冠戦以来となる一騎打ちは、序盤から激しい攻防が続いた。

リーグ戦期間中に靱帯を伸ばした右脚はテーピングで固定されながらも、諏訪魔はチョップとスープレックスで追い込んでいく。だが、エプロンから場外マットへのDDTを食らい落下。首を押さえて悶絶した。

その後も石川の猛攻を食らい、勝負をかけた岩石落とし、万力スリーパーでも勝利を奪えない。逆にファイヤーサンダー3発にランニングニー、カミゴェの波状攻撃を食らい、最後はジャイアントスラムに沈んだ。

試合後、ダメージの大きい諏訪魔はバックステージに現れず。一方の石川は「ここまで俺をポンポン投げてくれる相手は諏訪魔さんしかいない。暴走大巨人は解散しても、ライバルだと思っているので。お互いに違う道でどっちが全日本プロレスを盛り上げるのか勝負したい」と語った。

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