3rdシングル「CHALLENGER」発売のJO1・川尻蓮インタビュー! 未知の世界の“Key”は「11人そろっていること」

「PRODUCE 101 JAPAN」から誕生したグローバルボーイズグループ・JO1。デビュー元年である2020年、発売したCDはいずれもオリコン1位。Twitter Japanが発表した「2020 もっとも使われたハッシュタグ」のミュージック部門で1位を獲得し、アジア最大級の音楽授賞式 「2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」では「Best New Asian Artist」を受賞するなど大躍進を遂げた。

そんな彼らが待望の3rdシングル「CHALLENGER」を4月28日に発売。表題曲「Born To Be Wild」は「JO1、未知の世界へ踏み出す」というコンセプトの通り、一歩を踏み出し力強く乗り越えていく“挑戦”がテーマとなっている。

新曲プロモーションのために、メンバーの1人・川尻蓮が出身地の福岡へ。新譜への思いや、デビューから1年経過した心境、最近メディアでも注目を集めているJO1の高いパフォーマンス力などについて話を聞いた。

――デビューから1年たちました。ご自身で成長したなぁと感じることはありますか?

「そうだなぁ…。あえて一つ出すなら、こういう時にあまり緊張というか…考えすぎないようになりました。番組に出演させていただく時に、最初の方は何て言おうかすごい考えてたんですけど。今は考えすぎずに、楽しめるようになりました」

――グループとしてはどうですか?

「仲良くなりました! もともと仲良かったんですけど。一緒に仕事したり、(コロナなどの)大変な状況も味わっているので、自然と絆が深まった気がします」

――メンバーの豆原一成さん高校卒業の際の、サプライズ企画(公式YouTubeチャンネルでの企画)は見ていて、仲がいいなぁとこちらもホッコリしました。

「(笑)。自分の卒業式よりジーンと来ましたからね(笑)」

――今「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の真っ最中ですが、メンバー内で話に出ますか?

「めっちゃ話してますし、たぶんみんな見ていると思いますよ。練習の時とかには、テーマ曲を踊ってみたりとかしてますね」

――最近川尻さんをはじめ、JO1の高いパフォーマンス力に注目したメディアをよく見かけます。先日出演された「沼にハマって聞いてみた」(NHK Eテレ)の放送時には「#蓮くんのトリートメント」がTwitterでトレンド入りしましたね。

「そうですね。僕たちはダンスをそろえることに力を入れていて。ああやって番組で取り上げてもらったり、そろっていることに注目していただけたりすることで、僕たちもこれが自分たちの“武器”なんだと再認識できました。個性を忘れず、そろえるところはそろえるっていう意識がもっと強くなったなと感じますね。ぜひこれからも“トリートメント”したダンスに注目していただけるとうれしいです」

――メンバーに教える時に心がけているようなことはありますか?

「その子にあった伝え方をするように心がけています。みんながいる中で言った方がいい子とか、1対1の時にこっそりと言った方がいい子とか。『ここはドンじゃなくてバンだよ』って擬音で伝えた方がいい子とか(笑)。ダンスしたことない人なら何言ってるの?って感じかもしれないんですけど(笑)。それが一番伝わるんですよね」

――今までの楽曲の中で、難しかったなと感じる振り付けはありますか?

「『CHALLENGER』の中に入っている『Speed of Light』という疾走感がある力強い楽曲ですかね。振り付けを担当していただいた方が、今回初めてお願いしたダンサーさんで。初めてっていうこともあるのか、すごく難しくて。細かいけど、パワーもいるような。1回踊っただけでゼーハーゼーハーなるような、きつい振り付けなので。僕らの本気度というか熱量も伝わればいいなと思いながら、一生懸命やっています」

――では、少しプライベートなこともお聞きしていきます。最近お引っ越しをしたそうですね。住み心地はどうですか?

「めっちゃいいです!」

――引っ越しの際にインテリアなど、こだわった部分があれば教えてください。

「僕は物が多いので収納にこだわりました! 引っ越しで、引き出し付きのベッドと、テレビラックと、棚と、めちゃくちゃ大きいワードローブみたいな物を買いました。逆にリーダーの(與那城)奨くんは物が少なくて。ベッド下の収納とデスクくらいで、シンプルで奇麗なお部屋なんですよね。僕が奨くんのお部屋に遊びに行くことが多いんですけど、この前は僕の部屋に来てくれて。そしたら『狭っ!』って言われちゃって(笑)。僕の中では十分な広さだったんですけど、奨くんは広くて奇麗なお部屋に住んでるので僕の部屋は物が多かったみたいです(笑)」

――メンバー内で、部屋の行き来は結構あるんですか?

「結構しますね。基本みんなリーダーの部屋に集まるんですけど(笑)。この前、珍しく(大平)祥生の部屋に、5、6人集まりました。夜の12時くらいに奨くんがギター弾いて、みんなで大合唱しました。隣も上も下もメンバーだし、ちゃんと窓も閉めましたから(笑)」

――ブロッコリーをゆでることにハマっていると聞きました。前回のインタビューでも料理をされると伺いましたが、あれからレパートリーは増えましたか?

「最近はブロッコリーにもハマってるんですけど、それと一緒に鶏ハムを作ってます。鶏胸肉を低温調理してハムを作るんですけど、めちゃくちゃおいしいんですよ(笑)。ハム作って、ブロッコリーゆでて、タレはその日の気分で変えて食べてます。鶏胸肉ってパサパサしてるイメージがあるかと思うんですけど、僕が作る鶏ハムはプリプリなんですよ! 奨くんと(河野)純喜にも食べさせたんですけど大好評でした」

――ぜひYouTubeでレシピ公開してください(笑)。では、続いてライブについてお聞きしていきます。まず、2月に行われた配信ライブの感想を聞かせてください。

「楽しかったの一言ですね。バンドとか映像とか、いろんな要素でライブができてるんだなって、あらためて勉強になりました。見てくださってる方が楽しんでくれるのが一番ですけど、僕たちもすごく楽しかったです」

――いよいよ今年の冬にツアーが行われると発表されました。ツアーでやりたいことなどありますか?

「セットリストとか楽曲とか詳しくは決まってなくて、これから作っていくとこなんですけど。そのライブは1回きりで、同じライブは2度とないので、どのライブも一番よかったって言えるような、それぞれがNo.1のライブにしたいなと思っています」

――ツアーの意気込みを教えてください。

「オンラインでは何度かやらせていただいたんですけど、実際にお客さんを入れての単独ライブっていうのは初なんです。僕らにとってもお客さんにとっても最高の思い出になるようなライブにしたいと思います!」

――次に3rdシングルについてお聞きします。まず、お薦めの1曲を教えてください。

「どれもお薦めなんですけど、やっぱり表題曲の『Born To Be Wild』ですかね」

――「Born To Be Wild」の歌詞は2年目に突入したJO1の皆さんの思いにリンクしているのかな?と感じました。その中でも「Key of new world」というフレーズは何度も出てきますし、ミュージックビデオ(MV)でも鍵や鍵穴を模したものが出てきますよね。川尻さんの思う“Key”って何ですか?

「11人がそろっていることですかね。MVの個人的な解釈なんですけど、みんながそれぞれの場所や空間に閉じ込められていて。リーダーの奨くんが鍵を作って純喜に届けたり…。で、11人全員そろったら、大きい扉が開いて、視界がバッと開けて…未知の世界に入っていくっていう。なので『11人がそろわないとできないことなのかな?』って思います」

――シングルのタイトルにちなんで、今後挑戦したいことは?

「うわぁ~、いっぱいあるんですけど。そうだなぁ…。僕を含め作詞・作曲を勉強しているメンバーが何人かいるんですよ。そのメンバーで、自分たちの楽曲を作って。振り付けを作れるメンバーで振り付けを作って。ライブの演出を自分たちで考えて…。1曲を僕たちプロデュースで作ってみたいなという野望があります」

――「Born To Be Wild」の振り付けのポイントを教えてください。

「タイトルにもあるように、ワイルドに。バイクのエンジンをふかすように、ブンブンブンってやる、川西拓実命名“ブンブンダンス”っていうダンスですね。あと、新しい世界に踏み出すという力強さを表したステップの振り付けもポイントです」

――YouTubeの「Born To Be Wild」の警察官の格好で踊っているコスチュームバージョンを拝見したんですが、あの衣装を決めたのはどなたなんですか?

「あれは、会社の誰かです(笑)。僕たちは何かに着替えて踊るっていうことだけ以外は何も知らずに、当日サプライズみたいな感じなんです。なんで僕らもワクワクしながら『今日なんだろうな~』って行ったら、警察官でした(笑)」

――コメント欄には、川尻さんの手錠と警棒を使いこなしたダンスへ称賛の嵐でした。

「本当ですか? うれしいな(笑)。空き時間に練習したんですよ(笑)。あれみんな投げすぎですよね(笑)、壊れちゃうって思ってました(笑)」

――(笑)。では、最後に…読者の皆さんへメッセージをお願いします。

「まずは、ここまで読んでくださりありがとうございます。僕らJO1、2年目も3年目もこれからもずっと何事にも“CHALLENGER”であり続けパワフルな可能性を感じてもらえるような活動をしていくので、これからもぜひ応援よろしくお願いします!」

――ありがとうございました。

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