「夢のよう」「涙が出た」 県内関係者や家族ら歓喜の声 廣中 五輪へ

 陸上女子1万メートルで東京五輪切符を手にした廣中璃梨佳(日本郵政グループ、長崎商高出身)。地元の関係者や家族らからは「夢のよう」「涙が出た」と歓喜の声が上がった。
 高校時代の廣中を指導した長崎商高陸上部の卜部義信監督は「夢のよう。高校時代と同じように、きちんと試合に合わせてきていた。素晴らしい走りだった」と教え子の快挙をたたえた。東京五輪に向けては「粘り強く自分のやってきたことを出し切って、納得いくレースをしてほしい」と激励していた。
 母、奈利子さんは「これまでのいろいろなことを思い出して涙が出た。この日が迎えられたのも“ワンチーム”で娘を支えてくださった多くの皆さんのおかげ。心から感謝したい。ここからまた本命の5000メートルに向けて、気を引き締めて頑張ってほしい」と感無量の様子だった。


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