米アップルはアプリ「支配」、フォートナイト開発元が訴訟で主張

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[オークランド(米カリフォルニア州) 3日 ロイター] - 米アップルのアプリ配信システム「アップストア」を巡る慣行が反トラスト法(独占禁止法)に違反しているとして人気ゲーム「フォートナイト」の開発元であるエピック・ゲームズが訴えた裁判の審理が3日始まり、両社の幹部が出廷した。

カリフォルニア州オークランドの連邦地裁に出廷したエピックのティム・スウィーニー最高経営責任者(CEO)は、昨年フォートナイトに導入した独自課金システムがアップストアの規約違反になると認識していたと指摘。

その上で、「アップルがiOS上の全てのソフトウエアを完全に管理し、ユーザーのアプリ利用を拒否できることを世界に示したかった」と証言した。

アップルはiPhone向けに第三者が提供するソフトのほぼ全てを対象にアップストアを通じた配布を義務付けているほか、アプリ開発者に最大30%の手数料を課すアプリ内課金システムの利用を義務付けている。エピックは昨年、こうしたアップルの慣行が反競争的だとして提訴した。審理は3週間続く見通し。

エピックは昨年8月、手数料を回避するため、フォートナイトに独自課金システムを導入。これを受け、アップルはエピックをアップストアから締め出した。

エピックの弁護士を務めるクラバス・スウェイン・アンド・ムーアのキャサリン・フォレスト氏は冒頭の弁論で、アップルはアップストアを「壁に囲まれた庭」にして、10億人のiPhoneユーザーにアクセスしたい開発者から手数料を徴収していると主張した。

アップルはアップストアの規約によって消費者の安全なアプリ利用が可能になっていることで巨大市場が形成され、開発者が恩恵を受けているとし、エピックの主張に反論している。

アップルの弁護を務めるポール・ワイスのカレン・ダン氏は「エピックは消費者が現在持つ選択肢を奪うために政府の介入を求めている」と主張した。

アップル側からはアップストア責任者のフィル・シラー氏が出廷した。

今後、アップルのティム・クックCEOも出廷する予定だ。