巨人・原監督もニッコリ 炭谷の15打席目の今季初安打が先制タイムリー

4回、先制のタイムリーを放つ巨人・炭谷

ついに「H」ランプを点灯させた。巨人・炭谷銀仁朗捕手(33)が4日の広島戦(マツダ)で15打席目で今季初安打となる先制適時打を放った。

「8番・捕手」でスタメン出場した炭谷は空振り三振に倒れた第1打席まで、打率は0割0分0厘。開幕から一軍に名を連ねながら快音は聞かれず、バットは湿りっぱなしだった。しかし、両軍無得点の4回だ。一死からウィーラーが自身13試合連続安打となる左前打で口火を切ると、続く若林も連続安打で一、二塁。炭谷は1ボールから外角の直球を中前へはじき返し、二塁走者のウィーラーが先制のホームへ滑り込んだ。

炭谷は「先制点が取れて良かったのと、個人的に一本出てホッとしています」と安堵の表情。カープ先発の床田から下位打線で3連打、炭谷の遅ればせながらの初安打に、ベンチの原監督もマスク越しながらニッコリだった。

ただ、5回に床田の犠飛で1―1の同点に。開幕から5戦全勝の先発左腕・高橋を攻守でどこまで引っ張れるか――。

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