移籍後初ゴールの本田が来季ネフチ監督就任の可能性か…報酬は1試合10万ドル?

本田圭佑

アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーの元日本代表MF本田圭佑(34)が来季から同クラブの監督に転身する可能性が出てきた。

同国メディア「スポルトインフォ」は、本田が非公式の仕事としてクラブ役員に試合について長所や短所をフィードバックしているとし「サミル・アッバソフ(監督)はチーム内で本田の振る舞いや戦術的な動き、交代についての考えを共有。また、国内外のプレーヤーを分析し、強化する必要のあるポジションを特定した」と報じ、選手ながらGMのような役割も担っているという。

その上で「これは新しいシーズンの準備の段階だ。クラブ代表は本田のサービスに興味を持っており、2か月の契約を延長することに賛成している」とし、来季に向けた新チーム編成に取り組んでもらうため、6月末の契約満了以降、移籍市場が閉まる8月末までの滞在を望んでいると伝えている。

その一方で、同メディアは「日本のブランドは、その存在を継続させることによってネフチに多くのものをもたらすことができる」とし、本田獲得に深く関わったメインスポンサーでクラブ運営にも関与している「SOCAR」(アゼルバイジャン国営石油会社)側は来季以降の残留を切望しているという。

さらに「本田がシーズンの終わりにステータスを変更して監督になりたい場合は、その時点でサミル・アッバソフの後任になる。彼はカンボジア代表チームでの経験があり、3年以上そこで働いている」と本田の決断次第ながらも、来季からネフチ・バクーで監督を務める可能性があると指摘した。

ネフチ・バクーは3日のケシュラ戦で本田の加入後初ゴールなどで3―0で勝利し、リーグ首位に浮上したが、同メディアは「非公式の報告によると、本田は出場する各試合ごとにスポンサーから10万ドル(約1090万円)の費用を得ている」とも伝えている。

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