ジダン監督がRマドリード電撃退団でユーべ復帰か 伊メディア報じる

ジダン監督の周辺が騒がしくなってきた(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)が今季限りで辞任する可能性が出てきた。

イタリアメディア「カルチョメルカート」は「ジダンは、スペインリーグと欧州チャンピオンズリーグ(CL)で優勝できなかった場合、Rマドリードの監督を辞任する可能性がある。1つのタイトルも獲得せずにシーズンを終了することになればそうなる」と報じた。

今季のRマドリードは多くの負傷者を出しながらも、リーグ戦で首位アトレチコ・マドリードと勝ち点2差の2位、CLでは準決勝に進出してチェルシーとの第1戦で引き分けており、2冠の可能性をまだ十分に残している。

そうした状況も踏まえてRマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長はジダン監督の手腕を高く評価し、スペインのラジオ局「エルチリンギート」で2022年夏まで契約が残っているため来季の続投を明言。契約延長にも前向きな姿勢を示している。

しかし同メディアは、無冠に終わった場合はジダン監督が責任を取って自ら退団を申し出ると指摘したのだ。そして「これが起こった場合、ジダンがユベントスのベンチに入る有力な選択肢になる。アンドレア・ピルロ監督の継続は悪い結果とチームパフォーマンスの弱さにより実行不可能となった」。古巣のユベントスがV逸したピルロ監督を更迭して、レジェンドのジダン監督を満を持して招へいするというのだ。

スター指揮官の去就がにわかに騒がしくなってきた。

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