【全国】エコロジーキャンプ場&環境に配慮しているキャンプ場4選!エコキャンプを楽しもう

環境に優しい「エコキャンプ」は、環境への負担を減らすことで、誰でも気軽に実践することができます。環境に配慮したキャンプ場で、エコキャンプをより楽しんでみてはいかがでしょうか?今回は全国のエコロジーキャンプ場や、筆者が実際に訪れて環境に配慮されていると感じたキャンプ場をご紹介します。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のための注意点

  • 営業時間短縮中等のキャンプ場もございます。営業時間等につきましては必ずキャンプ場公式サイト等で最新の情報をご確認お願いいたします。
  • その他、キャンプ場の指定ルールに従い、こまめな手洗い・消毒・マスクの着用など、感染拡大防止のため細心の注意をお願いいたします。

環境に優しい「エコキャンプ」で自然をさらに楽しもう! 全国各地に「エコロジーキャンプ場」も

筆者撮影

「エコキャンプ」とは、環境に配慮したキャンプのことです。

エコキャンプは、環境への負担を減らす行動を心がけることで、子供から大人まで誰でも気軽に実践することができます。

たとえば「環境に優しい洗剤や石鹸を使う」、「割り箸や紙皿など使い捨てアイテムを使わない」、「プラスチックなどのごみを減らす」といったアクションが挙げられます。

さらに全国のエコロジーキャンプ場や、環境に配慮しているキャンプ場を利用すれば、より本格的なエコキャンプを楽しむことができます。

「エコロジーキャンプ場」は、自然体験や自然エネルギーを採用した施設の利用体験を通して、自然にやさしい心を育むことを目的に整備されたキャンプ場で、環境教育キャンプのひとつとしてアメリカで始まりました。
日本でも1993年から環境庁(現在の環境省)が「エコロジーキャンプ場整備事業」を推進し、日本各地にエコロジーキャンプ場が整備されました。

今回は全国のエコロジーキャンプ場のほか、筆者が実際に利用して環境に配慮されていると感じたキャンプ場をご紹介します!

【おすすめキャンプ場1】宮城県「エコキャンプみちのく」:5種類のコテージで充実!

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「エコキャンプみちのく」は、2003年7月にオープンしたキャンプ場で、「国営みちのく杜の湖畔公園」内の北地区にあります。

・キャンプ場名: エコキャンプみちのく
・住所:〒989-1503 宮城県柴田郡川崎町大字川内字向原254番地(国営みちのく杜の湖畔公園内)
・電話:0224-84-6633
・営業時期:毎年4/1~11/30 ※休業期間:毎年12/1~3/31まで
・URL:https://michinoku-park.info/campsite/

同じ北地区内には、東北地方の自然共生文化を体験しながら学べる「みちのく自然共生園」があり、蔵王を背景に広大な花野の風景が楽しめます。

野菜の収穫体験や、ヤギやヒツジとのふれあい体験など、さまざまなイベントが開催されているので、子供も自然と触れ合う貴重な経験ができますね。

利用人数に合わせて5種類のコテージ(全30棟)が用意されているので、大人数でのグループキャンプや、キャンプの道具や経験のない人のキャンプデビューにもぴったり。

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「6人用バリアフリータイプ」のコテージもあるので、おじいちゃんやおばあちゃんも一緒に3世帯でのファミリーキャンプを楽しむこともできますね。

区画が決められている「オートキャンプサイト」のほか、区画が決められておらずグループキャンプもしやすい6人用の「フリーテントサイト」もあるので用途に応じて最適なキャンプサイトを選べます。

さらにペット専用サイトもあるので、ペットと一緒に快適にキャンプを楽しみたい人にもおすすめですよ!

【おすすめキャンプ場2】千葉県「ホウリーウッズ久留里キャンプ村」:フカフカの腐葉土が魅力!

千葉県の房総半島にある「ホウリーウッズ久留里キャンプ場」は、東京から約1時間とアクセス良好なキャンプ場です。

・キャンプ場名:ホウリーウッズ久留里キャンプ村
・住所:〒292-0433 千葉県君津市芋窪282
・電話:090-1817-8269
・営業時期:通年営業
・URL:https://holywoodscamp.jimdofree.com/

キャンプ場のある久留里は、小櫃川の中流に位置しており、名水の里としても知られています。

画像参照:https://snapmart.jp/photos/2206796

こちらのキャンプ場は、筆者がこれまで訪れたキャンプ場の中でも特に環境への意識が高く、そして環境に配慮するとどれほど素晴らしい自然を楽しめるのかを実感できる場所だと感じました。

最大の魅力は、キャンプ場の林間サイトや場内各地に広がる、腐葉土のフカフカの絨毯

我が家の未就学児の子供たちも、すっかり土遊びに夢中になっていました。

この美しい腐葉土や自然を守るために、キャンプ場では様々な決まりがあります。

まず合成洗剤は使用できず、石鹸100%の食器用洗剤か、管理棟で販売されている洗剤を利用する必要があります。

さらに焚き火やBBQでは直火は厳禁で、炭素繊維による「不燃シート」の利用が必須となっており、管理棟でも購入できます。

▼こちらの不燃シートがおすすめ!

また生ゴミ以外は持ち帰りなので、ゴミを減らそうという意識も働きます。

キャンプ場のホームページ上では、洗剤や不燃シートに関する注意事項が分かりやすく記載されていいるので、事前にしっかり確認しておくようにしましょう。

なおこちらのキャンプ場は2019年の台風15号により大きな被害を受け、新たにコナラやクヌギ、クスノキなどを生育する「里山再生プロジェクト」に取り組んでいます。

フカフカの腐葉土で成長する新たな木々を見守るのも、今後のキャンプの楽しみになりそうですね。

▼こちらの記事でも「ホウリーウッズ久留里キャンプ場」についてご紹介しています!

【おすすめキャンプ場3】広島県「恐羅漢エコロジーキャンプ場」:広島最高峰の雄大な自然を満喫!

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「恐羅漢(おそらかん)エコロジーキャンプ場」は、広島県最高峰の恐羅漢山(1346m)の中腹にあります。

西中国山地国定公園に指定され、エネルギー源に風力や太陽熱を採用している本格的なエコロジーキャンプ場で、地形や樹木なども原風景を生かすなど、環境への高い配慮がなされています。

・キャンプ場名:恐羅漢エコロジーキャンプ場
・住所:〒731-3801 広島県山県郡安芸太田町大字横川740-1
・電話:0826-28-7270
・営業時期:4月17日(土)~11月7日(日)(期間中無休)
・URL:https://www.osorakan.co.jp/summer

周囲には景勝地が数多くあり、恐羅漢や砥石郷山へのトレッキングのほか、美しい滝が楽しめる三段峡や深入山、口黒峠、温井ダムなども訪れることができます。

キャンプ場は、ロフト付きの丸太の建物「ケビン」のほか、スノコの土台が付いた水はけの良い「テントデッキ」、林の中の「オートキャンプ」、最大50張りのテントが張れる「フリーサイト」など各種サイトが充実しており、用途に合わせて選ぶことができます。

さらに中四国発となる空中エコツアー「ジップラインアドベンチャー」のほか、子供も楽しめるバンジートランポリン、ピザ体験、釣り堀などアクティビティも多数用意されています。

【おすすめキャンプ場4】高知県「大月エコロジーキャンプ場」:美しい海を堪能!

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「大月エコロジーキャンプ場」は、高知県大月町にある、亜熱帯の海が広がる足摺宇和海国立公園特別地域内のキャンプ場です。

・キャンプ場名:大月エコロジーキャンプ場
・住所:〒788-0313 高知県幡多郡大月町周防形500
・電話:0880-74-0303
・営業時期:年中無休 ※現在は不定期営業
・URL:https://ecocam-otsuki.net/

大月町はキャンプのほか、磯釣りや、たくさんのサンゴが見られるダイビングなどのアクティビティが盛んです。

特にキャンプ場からクルマで15分の場所にある「柏島」は、豊後水道と黒潮の流れがぶつかる海域に面しており、日本の魚の1/3の魚種が生息しているとも言われます。

海の透明度も非常に高いことから、世界有数のダイビングスポットとして知られています。

大月エコロジーキャンプ場でも、キャンプ場内の海辺でシュノーケリングなどを楽しむことができます。

宿泊施設としてベッドやエアコンを完備した「キャビン」が9棟、芝生の電源付きテントサイトが10か所あり、午前10時から午後4時までのデイキャンプも可能です。

テントやシュノーケリング用品、シーカヤックなどの各種レンタルが充実しており、手ぶらでBBQを楽しむこともできます。

またキャンプ場に「ホテルベルリーフ大月」が併設されており、食事やお風呂を利用することもできるので、キャンプ初心者でも安心ですね。

さらに人気アウトドアブランド「キャプテンスタッグ」と提携しており、併設されているショップ「CAPTAIN STAG STAND」でショッピングを楽しむこともできます。

エコキャンプは環境に優しいだけでなく、キャンパーも快適にキャンプを楽しめる! 経済的メリットも

筆者撮影

全国のエコロジーキャンプ場や、環境に配慮しているキャンプ場をご紹介しました。

筆者が実際に環境に配慮しているキャンプ場を利用した際、他のキャンパーさんたちが環境に優しい行動を取っていることが多く、それが結果的にマナー向上にもつながっていることを感じました。

地面の状態や樹木など、キャンプ場の自然がキレイな状態だったり、炊事棟のシンクで生ゴミがきちんと片付けられていたりと、普段のキャンプよりもさらに気持ちよく楽しむことができました。

エコキャンプは環境に優しいだけでなく、キャンパー自身もより快適にキャンプを楽しめるものなのだと実感しています。

また「エコ」というと、割高なオーガニック商品など、お金がかかるイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際にエコキャンプを実践してみると、ゴミを出さないために余計なモノを買わず「あるものでなんとかする」「使い捨てのものを買わない」といった意識が高まり、むしろ経済的なメリットが大きく感じられました。

エコロジーキャンプ場や、環境に配慮しているキャンプ場を訪れて、エコキャンプの世界をさらに楽しんでみてはいかがでしょうか?

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