カタール1部アルサッドのシャビ監督(41)が退任することが確実になったとスペイン紙「スポルト」が報じた。
同紙はカタールの「Al Kass」の情報をもとに、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)で1次リーグ敗退したことを受けて、クラブ理事会はシャビ監督と契約を更新しないことを決定したという。2019年7月にアルサッドの監督に就任して以来、6つのタイトルを獲得したものの「コーチとして新しい冒険に出ることができる」と伝えている。
シャビ監督はバルセロナの元スター選手でかねて指揮官としての復帰が待望されている。中でも今季限りで契約満了となり、去就が微妙なエースFWリオネル・メッシ(33)と親交があることからクラブ残留に向けた〝切り札〟になるとの見方も広がっていた。
ただ、同紙は「選挙で当選したジョアン・ラポルタ会長は、シャビの復帰を常に支持しているが、早急な決断はしないとも言っている。現在ロナルド・クーマン(58)はバルセロナの監督を務めており、来シーズンのスポーツ計画にも積極的に参加している」と指摘し、来季からの監督に難しい状況のようだ。