新幹線トンネルの湧き水を活用 スキー場で"ワサビ栽培"!? “鉄道わさび”の戦略とは【新潟・湯沢町】

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春スキーを楽しむ客で賑わう、4日の湯沢町・ガーラスキー場。

そこから少し離れ、上越新幹線のトンネルの下に行くと…

【ガーラ湯沢 小倉克弘 取締役支配人】

「こちらで栽培しているのが、鉄道わさびです」

Qまだこれは少し小さい

「そうですねまだ、育成の途中で、もう少し大きくなる」

このワサビは、ガーラ湯沢スキー場で去年8月から、同じJR東日本グループの会社と協力して始めたもので「鉄道わさび」と名づけられています。

栽培に使われているのは、上越新幹線のトンネルの湧き水です。

【ガーラ湯沢 小倉克弘 取締役支配人】

「今ですね・・・12℃。夏でも大体15℃前後で・・・」

温暖化による水温の上昇などで生育環境が年々悪化し、生産量も右肩下がりとなっている国産ワサビ。

ガーラ湯沢はこれまで湧き水を駐車場の消雪などに使っていましたが、ミネラルが豊富で年間を通じて水温が低いことから、ワサビ栽培に適しているとグループ会社から提案されました。

【ガーラ湯沢 小倉克弘 取締役支配人】

「なんでうちがワサビ!?っていうのはまず最初の感想だったんですけども、せっかくここにトンネル湧き水があるんで、そういう資源を活用できるということから考えました」

まさに日本のワサビ栽培を救うかもしれない「鉄道わさび」。

試験的に、スキー場のレストランでの提供も始まっています。

取れたてのワサビで作られたこちらは、ワサビの葉の「しょうゆ漬け」です。

【記者リポート】

「みずみずしくて、シャキシャキとしています。辛みもガツンと来ない、まろやかな辛みで、鼻にさわやかな香りが抜けていきます」

恵まれた資源を活かすほかに、ガーラ湯沢にはワサビ栽培に込めたもう1つの狙いがあります。

【ガーラ湯沢 小倉克弘 取締役支配人】

「スノー人口の減少ですとか、いまちょうど新型コロナ禍ですので。オールシーズンで何か新しい事業が出来ないかな、というチャレンジもありました」

「これを1つの起爆にして、地域の活性化に貢献できればいいかなと」

ガーラ湯沢は今後、鉄道わさびをブランド化し、6次産業化を目指していく考えです。