ソフトバンクのリバン・モイネロ投手が4日の楽天戦(ペイペイ)に代役守護神として登板。盤石な投球を見せた。
守護神・森が不在の中、2点リードの9回のマウンドに立つと、きっちり三者凡退で試合を締めくくった。最速156キロを計測した直球に変化球を交えて楽天打線を寄せ付けなかった。
来日5年目。年々、レベルアップしている。要因についてモイネロ自身が挙げたのはオフの取り組みだった。「どこが張って、疲れやすいかが分かってきている。それに向けて準備期間で足りないところの強化ができていることが大きいと思う。トレーナーさんやコーチのアドバイスを聞きながら、どういったところを強化すればいいのか吟味できていることが一つのポイントだと思う」。
今季は肩回りの強化に力を入れてきたという。
加えて環境への適応能力の高さも大きいのは間違いない。時折り口にする日本語は発音がバッチリ。「投手は捕手との会話がすごく大事だし、通訳が介入できない場面もある。直接のコミュニケーションを取れることは野球に生きてくる」と話す。登場曲に選んでいる瑛人の「香水」は、ほぼフルコーラスを歌えるとか。
ここまで11試合に登板して防御率0・82。被打率1割1分8厘、奪三振率13・09と圧巻の投球を続けている。