ソフトバンク工藤監督が笠谷の配置転換を示唆「短いイニングの中で投げるのも方法」

5回、村林に2ランを浴びた笠谷

ソフトバンクの工藤監督が4日、5回途中4失点で降板した笠谷俊介投手の配置転換を示唆した。

笠谷は今季初の開幕ローテ入り。初登板となった3月30日のオリックス戦(京セラ)で快投を見せて勝ち星を挙げたものの、そこから白星が遠のいていた。この日の楽天戦(ペイペイ)でも5回を投げ切れなかった。

勝ち投手の権利を目前にして降板を告げられ「5回は早くこの回を終わらせたいという気持ちが出てしまい投げ急いでしまった」と悔しさをにじませた。

ただ、左腕から153キロの直球を投げ込むなどポテンシャルは抜群。かねて能力を高く評価している工藤監督は「そんなに最初から点を取られるピッチャーではない。ボールの力もある。だったら逆に短いイニングの中で投げるというのもひとつの方法なのかなと思う。そのへんはちょっと考えたいなと思う」と期待を込めた。

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