イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンの日本代表MF南野拓実(26)を保有元のリバプールが今夏の放出候補に入れたと英メディアが報じた。
英紙「サン」によると、今季苦戦が続くリバプールが欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を逃した場合、収益が大幅に減るため今夏に大幅な人員整理を準備。7選手が放出候補になっていると報じた。
南野は、FWディボック・オリギ(26)、FWジェルダン・シャキリ(29)、MFナビ・ケイタ(26)、FWモハメド・サラー(28)、MFハリーウィルソン(24=カーディフ)、MFアレックス・チェンバレン(27)とともにリスト入り。同紙はこう分析した。
「彼はまだうまくいっていない。サウサンプトンにレンタルされたが、彼は地位を確立することができなかった。実際に彼の状態は悪化している。現在は約1200万ユーロ(約15億6000万円)の価値があるが、1500万ユーロ(約19億5000万円)に近いオファーが届いた場合、リバプールは放出する可能性がある」。南野は4月に入って出場機会が激減しており、アピールできない状況が続いている。サウサンプトンのレンタルは今季限りで終了するが、リバプールは移籍金を1500万ユーロに設定して希望額を満たすオファーがあれば放出に動く方針を固めつつあるようだ。
今季の残り試合で自身のアピールに加え、保有元クラブの成績も絡んで南野の去就が流動的になっている。