4日に無観客で開催されたDDT後楽園ホール大会で、DDTユニバーサル王者の上野勇希(25)は高尾蒼馬(32)を退け、V5に成功した。
両雄一歩も譲らない白熱した攻防が続く中、ハイライトは17分過ぎだった。入場ゲートに上った上野は、挑戦者めがけてケブラーダを発射。その後も激しく攻守が入れ替わりながらも、最後はWR(変型大外刈り)で25分39秒の死闘を制した。
試合後は次期挑戦者に彰人(34)を指名し、29日の福岡・西鉄ホール大会でのタイトル戦が決定。「お客さんはいないけど、こんなにプロレスは痛くて楽しいんですね」と試合を振り返った上野は、「残念ながら彰人さんがもう勝つことはないでしょう。僕はまた彰人さんと楽しんでベルトを防衛します」とV6戦へ自信をみなぎらせた。