【新日本】前NEVER王者・棚橋が再起宣言 選手の発熱確認によるカード緊急変更への思いも明かす

再起を誓った棚橋(新日本プロレス提供)

新日本プロレス4日の福岡国際センター大会で、前NEVER無差別級王者の棚橋弘至(44)が再起宣言を繰り出した。

前日3日大会でジェイ・ホワイト(28)に敗れベルトを失った。試合後は「これが時代が変わっていくってことか…悔しいな…」とうなだれた棚橋だったが、この日の大会では気持ちを切り替え6人タッグ戦に出場。ジェイに対してフライングフォアアーム、サンセットフリップを見舞うと、外道(52)にはドラゴンスクリューを発射する。最後はディック東郷(51)に黒頭巾をかぶせて矢野通(42)の勝利をアシストするなど、前日のショックを感じさせない活躍を見せた。

この日の大会前には、出場予定選手の発熱が確認されたため、カードが急きょ変更される事態が起きていた。棚橋は「気を付けて生活してもこういうことは起こり得るんだなって思いましたし。いろんなことをあやふやにせず、払い戻しに対応したりとか、会社としてどうあるべきかを、いま問われていると思うのでね」と複雑な胸中を吐露。「そういうことを全部クリアにしてからプロレスに没頭してほしい。僕たちはプロレスを楽しんでもらうことが喜びなので。それをかなえるには、前の段階であらゆることに配慮して、気兼ねなくストレス発散、好きな選手を応援する、そういうことができる新日本プロレスでありたいと思うし、これからもますます気をつけていきたいと思います」と誓った。

その一方で逆襲にかける思いも強い。「ベルトを失いましたけど、また取り戻せばいいじゃん。今シリーズを走り抜けて、コンディションも保てた。いい形で。次につながるので。プロレスはね。点じゃないから。線だから、つないでいきます」と、早期復活へ自信をのぞかせていた。

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